
サウナで「ととのう」と聞くものの、どのような感覚なのか、どうすれば体験しやすいのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
本記事では、サウナで「ととのう」とは何か、初心者向けの入り方や楽しむコツ、安全に利用するための注意点を紹介します。
サウナの「ととのう」とは?
サウナの「ととのう」とは、サウナ・水風呂・外気浴のあとに感じる、心地よいリラックス感やすっきり感を表す言葉です。ただし、医学的な定義はなく、感じ方には個人差があります。
リラックスしたような感覚を指すことが多い
サウナで「ととのう」とは、リラックスしたような感覚を指すことが多いです。
サウナで体を温め、水風呂で体を冷やし、外気浴でゆっくり休憩すると、緊張がほどけるような心地よさを感じる人がいます。
ただし、「ととのう」感覚を得るために無理をする必要はありません。初心者は、リラックスできた、気分が少し軽くなったと感じられれば十分です。
頭や体がすっきりした感覚を得る人もいる
「ととのう」感覚として、頭や体がすっきりしたように感じる人もいます。
サウナで体を温めたあとに水風呂で冷やし、外気浴で休むと、気分が切り替わりやすくなることがあります。その結果、頭の中が整理されたように感じたり、体の重だるさがやわらいだように感じたりする人もいます。
ただし、サウナに入れば必ずすっきりするわけではありません。長く入りすぎたり、水分補給を怠ったりすると、かえって疲れやだるさを感じる場合もあります。
感じ方には個人差がある
「ととのう」感覚には個人差があります。
同じサウナに入っても、深くリラックスする人もいれば、特別な感覚がわからない人もいます。体質や体調、温度、休憩環境によっても感じ方は変わります。
大切なのは、周囲の人と同じ感覚を目指すことではなく、自分にとって気持ちよく過ごせる入り方を見つけることです。
「ととのう」と言われる理由

サウナで「ととのう」と言われる背景には、サウナ・水風呂・外気浴を組み合わせる入り方があります。
体を温め、冷やし、休める流れによって、気分転換やリラックスを感じやすくなる人がいます。
サウナ・水風呂・外気浴を繰り返すため
「ととのう」と言われる理由のひとつは、サウナ・水風呂・外気浴を繰り返す入り方にあります。
サウナでは体を温め、水風呂では体を冷やし、外気浴ではゆっくり休憩します。この流れによって体の感覚が切り替わり、心地よさを感じる人がいます。
ただし、セット数を増やせばよいというわけではありません。初心者は1~3セットを目安にし、体調に合わせて短めに調整しましょう。
温冷差によって気分転換しやすくなる
サウナで「ととのう」と感じる理由には、温冷差による気分転換のしやすさもあります。
サウナ室の熱さと水風呂の冷たさは、日常生活ではあまり経験しない温度差です。この温冷差によって体の感覚がはっきりし、気分が切り替わったように感じる人がいます。
ただし、温冷差は体に刺激を与えるため、無理をすると負担になることもあります。水風呂が冷たすぎる場合は、短時間にする、冷たいシャワーにする、足だけ入るなどの方法でも構いません。
外気浴でリラックスしやすくなる
「ととのう」感覚を楽しむうえで、外気浴はとても重要です。
サウナで温まり、水風呂で冷やしたあとに休憩すると、体の力が抜けやすくなり、リラックス感を得やすくなります。
外気浴では、椅子やベンチに座り、ぼんやり過ごしながら呼吸を整えます。
大切なのは、次のセットへ急がず、体が落ち着くまで休むことです。初心者ほど、外気浴を丁寧に取ることを意識しましょう。
初心者向け|「ととのう」ための基本的な入り方
初心者が「ととのう」感覚を楽しみたい場合は、基本の流れを無理なくおこなうことが大切です。
サウナ、水風呂、外気浴を順番に取り入れながら、体調に合わせて時間を調整しましょう。
サウナで無理のない時間温まる
初心者がサウナに入るときは、無理のない時間で体を温めることが大切です。
最初は6~10分程度を目安にし、暑さがつらいと感じたら時間に関係なく退室しましょう。サウナ室は上段ほど熱いため、初心者は下段から始めるのがおすすめです。
汗の量は人によって違うため、周囲と比べる必要はありません。気持ちよく次の水風呂や休憩に進める程度で切り上げましょう。
水風呂は短時間から始める
水風呂は、初心者の場合、短時間から始めることが大切です。
まずは10~30秒程度を目安にし、足先からゆっくり入るとよいでしょう。水風呂に入る前には、必ずシャワーやかけ湯で汗を流します。
水風呂が苦手な人は、冷たいシャワーを浴びる、足だけ入るなどでも問題ありません。冷たさがつらい、動悸がする、息苦しい場合は、すぐに出ましょう。
外気浴でゆっくり休憩する

水風呂のあとは、外気浴でゆっくり休憩しましょう。
体を温めて冷やしたあとに椅子やベンチで休むことで、呼吸や心拍が落ち着きやすくなり、リラックス感を得やすくなります。
外気浴では、体の水分を軽く拭き、冷えすぎないようにしてから座ります。目安は5~10分程度ですが、時間よりも体の感覚を大切にしましょう。
寒さを感じる場合や、体が冷えすぎたと感じる場合は、無理に長く休む必要はありません。
1~3セットを目安に繰り返す
初心者は、サウナ・水風呂・外気浴の流れを1~3セット程度おこなうのを目安にしましょう。
初めての場合は、1セットだけでも十分です。慣れてきたら、体調に合わせて2~3セットに増やしてもよいでしょう。セットの合間には、こまめな水分補給も大切です。
大切なのは、回数をこなすことではなく、心地よく終えられることです。
「ととのう」感覚を楽しむコツ
「ととのう」感覚を楽しむには、長く入ることよりも、呼吸や休憩、水分補給を意識することが大切です。
深い呼吸を意識しながら入る
サウナで心地よく過ごすためには、深い呼吸を意識することが大切です。サウナ室は暑いため、慣れていないと呼吸が浅くなったり、体に力が入ったりしやすくなります。
肩の力を抜き、ゆっくり息を吸って、ゆっくり吐くことを意識しましょう。外気浴中も深い呼吸を意識すると、体が落ち着きやすくなります。
ただし、サウナ室で呼吸が苦しいと感じた場合は、無理をせず退室してください。
無理に長時間入ろうとしない
「ととのう」ためには、無理に長時間サウナへ入ろうとしないことが大切です。
長く入るほど気持ちよくなると思われがちですが、我慢しすぎると体に負担がかかり、のぼせや脱水、めまいにつながる可能性があります。
「ととのう」感覚は、限界まで耐えた先にあるものではありません。心地よさを優先し、自分の体調に合わせて切り上げる判断を大切にしましょう。
水分補給をしながら楽しむ
サウナを楽しむうえで、水分補給は欠かせません。
サウナでは汗で水分が失われやすいため、サウナ前後やセットの合間にこまめに水分を取りましょう。
飲み物は、水や麦茶、スポーツドリンクなどが向いています。アルコールは水分補給にはならないため、飲酒後のサウナは避けましょう。
自分に合ったペースで休憩する
「ととのう」感覚を楽しむには、自分に合ったペースで休憩することが大切です。
外気浴を短くしてすぐ次のセットに進むと、体が落ち着く前に負担が重なり、疲れを感じやすくなる場合があります。休憩中は、スマートフォンを見たり、考えごとをしたりするよりも、力を抜いてぼんやり過ごすのがおすすめです。
自分のペースを大切にすることが、サウナを無理なく楽しむコツです。
「ととのえない」と感じる原因

サウナに入っても「ととのえない」と感じることは珍しくありません。
原因は、入り方が合っていないことや、休憩が足りないこと、無理をして疲れてしまっていることにある場合があります。
長時間入りすぎて疲れてしまう
「ととのえない」と感じる原因のひとつは、サウナに長時間入りすぎて疲れてしまうことです。
「しっかり温まらなければ」と思って我慢しすぎると、心地よさよりも疲労感やだるさが強く出る場合があります。
サウナ後にぐったりする、頭が重い、外気浴中も落ち着かないという場合は、サウナの時間が長すぎる可能性があります。次回は時間を短くしたり、下段に座ったりして調整しましょう。
水風呂に無理して入っている
水風呂に無理して入っていることも、「ととのえない」と感じる原因になります。
冷たさが苦手な人にとって、水風呂は強いストレスになる場合があります。無理に長く入ったり、肩まで浸かったりすると、体が緊張してリラックスしにくくなることがあります。
冷たさがつらい場合は、足だけ入る、短時間で出る、冷水シャワーにするなど、負担の少ない方法から始めましょう。
休憩時間が不足している
休憩時間が不足していると、「ととのう」感覚を感じにくくなることがあります。
サウナと水風呂を繰り返すことに意識が向きすぎて、外気浴を短く済ませてしまう人もいます。
しかし、心地よいリラックス感を得るためには、体を落ち着かせる休憩時間が大切です。
サウナ初心者ほど、サウナ室で頑張ることより、外気浴でしっかり休むことを意識しましょう。
サウナを安全に楽しむための注意点

サウナは気分転換やリラックスに役立つ一方、入り方を間違えると体に負担がかかります。
体調不良時や飲酒後、水分不足には注意しましょう。
体調が悪い日は無理して入らない
体調が悪い日は、無理してサウナに入らないことが大切です。寝不足、強い疲労、発熱、頭痛、めまい、動悸、脱水気味などの状態で入ると、体調が悪化する可能性があります。
少しでも不安がある日は、サウナではなく休息を優先しましょう。サウナは、体調が整っているときに楽しむことで、心地よさを感じやすくなります。
飲酒後のサウナは避ける
飲酒後のサウナは避けましょう。
アルコールを飲んだあとは、体内の水分バランスが乱れやすく、脱水につながりやすい状態になります。
サウナを楽しみたい場合は、飲酒前に利用するか、別の日に改めて入るようにしましょう。
脱水を防ぐため水分補給をする
サウナを安全に楽しむためには、脱水を防ぐための水分補給が欠かせません。
サウナに入る前には、コップ1杯程度の水を飲んでおきましょう。また、セットの合間や入浴後にもこまめに水分を取ることが大切です。
「汗をかくこと」と「水分を補うこと」はセットで考える必要があります。
自分に合ったペースでサウナを楽しもう
サウナの「ととのう」とは、サウナ・水風呂・外気浴のあとに感じる、リラックス感やすっきり感を表すことが多い言葉です。
ただし、感じ方には個人差があります。初心者は、サウナは6~10分程度、水風呂は短時間、外気浴は5~10分ほどを目安に、まずは1セットから始めるとよいでしょう。
体調が悪い日や飲酒後のサウナは避け、水分補給をしながら、自分に合ったペースで楽しみましょう。